心のミイ

2月の標語はアニメ「ムーミン」のキャラクター『ミイ』の言葉です。いつもちょっぴり辛口のミイですが物事の本質を捉えております。実はこの逆の言葉もあます。

「忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって。」

 この言葉も標語も本質を捉えており、もし面と向かって言われるとメンタルに傷が付きそうですが、確かに...と思ってしまいます。

 私たち人間は最終的には『死』に行きつきます。ただ中々『死』を身近に感じることはなく、むしろ身近に『死』を感じることが少ないほうがもしかすると幸せな人生なのかもしれません。ですが必ず死は訪れます。確実に一日一分一秒終わりは近づいているのです。それももしかすると一年後、いや一か月後大災害や事故で死に直面する可能性もあるのです。私は僧侶という生き方の為、『死』を身近に感じることが多いのですが、亡くなる前の方も、亡くなった人が身近にいる方も何かしらの後悔を必ず抱えております。その多くは【人生の時間の使い方】です。もっとあの人に会っていれば…もっと素直に生きていれば...そんな後悔です。ただそうとは言っても中々うまくいかないのが人生です...。それでもできることは一日を一生懸命に素直に生きることが後悔を生まない方法だと思います。私自身も心の中のミイに叱られてばかりの人生ですが、終わりまで一生懸命素直に生きていこうと思います。