私事ではございますが、6月6日は妻との13年目の結婚記念日でした。コロナ禍ということもあり、小さい花束とケーキをイオンで買って帰りました。13年経ちましたが勿論平坦な道ではなく、様々なことがありました....あれは10年前の……
っと、これ以上話すと「いや、別に興味ないよ…」と思われるのではないでしょうか。私自身は13年の時間がありますので、妻に感謝の想いがありますが、全く妻を知らない方からすると私の感謝の想いは100%伝わらないですし、身近に感じることはないと思います。これが現代の仏教に似ている状況のような気がします。
阿弥陀様や大日如来様や釈迦如来様がどんな仏様か、様々なお経の意味を知ることができなければ、「阿弥陀様に手を合わせましょう」「お経を読みましょう」と言われても、なんかいいことがあるような気がするだけで、心には響かないものかと思います。これは当然のことで、私たちが僧侶が無理強いするのは大きな間違いだと思っております。だからこそ、まずは先立たれた身近な仏様に対して純粋な感謝の想いを伝えていただければと思っております。その純粋な心からでる言葉こそが皆様の「信心」だからです。